相続した実家、貸すのと売るのではどちらがよいですか
公開日:2026年11月2日
相続した実家の使い道として、賃貸に出す方法と、売る方法があります。どちらがよいかは、家の状態と相続人の事情で変わります。この記事では、比べるポイントを整理します。
賃貸に出す場合
家賃の収入が続くことが利点です。一方で、入居者の募集や契約、修繕の対応など、管理の手間が続きます。管理会社に任せる場合は、その費用もかかります。
注意したいのは、税金の特例との関係です。相続した空き家を売るときの3,000万円特別控除は、相続してから売るまでの間に貸していないことが要件の1つです。一度貸してしまうと、その家を後で売っても、特例は使えなくなります。
売る場合
売れば、管理の手間と固定資産税の負担が終わります。まとまった金額が入るため、相続人で分けやすくなる利点もあります。
一方で、相続空き家の特例には期限があります。期限を過ぎると特例が使えなくなるため、「いつか売る」と考えている場合は、期限の確認が先です。
比べるポイント
| 観点 | 貸す場合 | 売る場合 |
|---|---|---|
| お金の入り方 | 家賃の収入が続く | まとまった金額が入り、相続人で分けやすい |
| 手間 | 募集・契約・修繕対応など、管理の手間が続く。管理会社に任せる場合は、その費用もかかる | 売れば、管理の手間と固定資産税の負担が終わる |
| 税金の特例 | 一度貸すと、相続空き家の3,000万円特別控除は使えなくなる | 特例の期限内に売れば、使える場合がある |
- 1. 家の状態。賃貸に出すには、修繕が必要な場合があります
- 2. 立地。借り手が見つかりやすい地域かどうかで、家賃と空室のリスクが変わります
- 3. 相続人の人数と意向。共有のままだと、貸す場合も売る場合も全員の同意が必要です
- 4. 税金の特例の期限。売る可能性が残っているなら、期限内に判断が必要です
期限を先に確認する
無料の道具「実家じまい期限チェッカー」では、相続登記の期限と、特例の期限を日付から確認できます。貸すか売るかの判断は、期限を見てからでも遅くありません。
この記事は比べ方の整理です。家賃の相場や修繕の見積もりなど、具体的な数字は地域と物件で変わります。